老犬になって足が滑る…。必要なケアとおすすめアイテムをご紹介します!

高齢になって足腰の筋力が衰えてくると、足が滑りやすくなります。自力で起き上がるのが大変になったり、食事の体勢を維持するのが難しくなったりしますよね。そんなとき、どんな風にケアしてあげるといいのでしょうか。シニア犬の介護やリハビリに詳しい獣医師の丸田先生に詳しいお話を伺います。

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老犬の足腰が弱ってきたら早めのケアを

老犬の足元対策

(画像:Instagram/ @kayololo )

まずは動物病院に相談を

足腰の変化に気が付いたら、まずはかかりつけの動物病院を受診してください。高齢になって筋力が衰えているのかもしれませんし、もしかしたら関節疾患や椎間板ヘルニアなどで痛みがあるのかもしれません。シニア犬は反応が鈍くなることがあり、痛みを感じているのかどうか、以前よりもわかりにくくなることもあります。隠れている病気を見逃さないためにも、動物病院でしっかり診てもらうことはとても大切です。

環境整備も大切

あわせて、居住環境を見直すことも必要です。フローリングや摩耗したタイルカーペットのように滑りやすい床の上は、筋力が衰えている子にとって非常に歩きにくく、やがて歩きたがらなくなってしまいます。そうなると筋力はますます低下し、あっという間に寝たきりになってしまうこともあるので注意しましょう。愛犬が自力で活動できるよう、滑りにくい床材を敷くなどしてしっかり環境を整えてあげてあげてください。自分の力で歩くことができれば、筋力を維持することができるだけでなく、ストレス解消にも繋がります。足腰の筋力が衰えてきたときのケアの仕方はこちらの記事にも詳しくまとめてありますので、ぜひご覧ください。

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老犬の足が滑る時、どんな対策が必要?

老犬すべりやすい床

(画像:Instagram/ @minto.toypoodle )

足裏の毛をこまめに刈る

寝ている時間がふえ、室内にいることが多くなると、足裏の毛や爪が伸びやすくなります。気がつくと毛が肉球を覆ってしまうほど、伸びていることも…!これが滑りやすくなる原因となるので、足裏の毛や爪はこまめにお手入れ刈るようにしてあげましょう。とはいえ、足回りのお手入れを嫌がる子は多いと思います。無理矢理触ろうとするとストレスになったり、余計嫌がるようになったりするので、できるだけ愛犬が嫌がらないような方法を探してみてください。少しずつバリカンなどの道具に慣れさせてあげるのもいいでしょう。寝ている間にお手入れをしてあげるのもいい方法です。爪切りで暴れる子の場合は、電動爪やすりなどを使うのもおすすめですよ◎

 

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フローリングはNG!床材を見直して

足腰の弱くなったシニア犬にとって、フローリングなどの滑りやすい床の上は身体に負担をかけてしまいます。愛犬が歩くエリアや食事場所、トイレ周りなどの床材を見直してみましょう。踏ん張りやすい床面に変えてあげることで転倒などによる怪我を防ぐことができます。また、ごはんを美味しく食べられるようになったり、トイレの失敗を減らしたりすることにも繋がります。床材によっては愛犬が粗相した時でも楽にお掃除できるものがありますので、愛犬の状況によって最適な床材を選んであげるとよいでしょう。おすすめの床材についてはこちらの記事を参考にしてください。

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老犬の滑りやすい足元を支えてくれるおすすめアイテム6選

老犬のためのアイテム

(画像:Instagram/ @momochan_go )

ここでは、愛犬の足元をしっかり支えてくれるアイテムをご紹介します。環境整備とあわせて取り入れてみてください。足先は犬にとって敏感な部分なので、嫌がるときは無理せず少しずつ慣らしてみましょう。

滑り止め付き靴下「Skitter」

※開発元の「docdog」では生産が終了していますが、今はPet’s ADVANCEで購入することが可能です。

PAW WING

PAW WINGは肉球に直接貼るシールタイプの滑り止めです。装着前に爪と肉球周りの毛をカットしてあげてください。使用感は個体差があり、中には剥がれやすい子、反対に粘着力が強すぎる子もいるようですが、相性がよければしっかり足元を支えてくれるでしょう。サイズ展開も豊富で、超小型犬から大型犬まで使えます。実際に使用している飼い主さまたちの感想はこちらにまとめています。

 

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パウテクト

いぬたび

いぬたびは足を包み込むように巻いて履かせることのできる、足袋型の靴です。大きさや足の形にあわせて微調整することができ、履かせやすく脱がせやすいのが特徴です。底面には滑らないように凹凸がついていて、足腰の負担を軽減します。

トーグリップス

老犬の滑り止め

(画像引用元:Vet’s Eye

トーグリップスは爪先に装着するタイプの滑り止めで、動物病院でしか購入できません。装着にコツがいるので、獣医さんに相談しながら使うと安心です。肉球を触られるのを嫌がる子や、靴を嫌がる子におすすめです。

介助ハーネス

足元がおぼつかなくなってきた子は介助ハーネスがあると安心です。立ち上がりや歩行をサポートしてくれるだけでなく、トイレのサポートにも使えます。全身を支えるタイプと部分サポートをしてくれるものがあるので、愛犬の状態に合わせて最適なものを選びましょう。

車椅子

麻痺がある子や、筋力が落ちて自力での歩行が難しくなった子には、車椅子もおすすめです。車椅子があれば足腰が弱っていても自分の力で歩くことができるので、歩くのが大好きな子にはぜひおすすめしたいアイテムです。また、乗っているだけで立ち姿勢を維持できるので、寝たきりになった子のお食事サポートもしやすくなります。車椅子にも色々な種類があるので、愛犬にあったものを選んであげてください。こちらの記事で詳しく紹介しています。

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老犬の足が滑りやすい時にやってあげるとよいこと

老犬のマッサージ

(画像:Instagram/ @rii.m915 )

高齢になって足が滑りやすくなるのは、筋肉の衰えが原因です。自宅でしっかりケアしてあげることで筋力を取り戻し、再び歩けるようになることもあるので、ぜひ以下のケアを取り入れてみてください。

肉球マッサージ

肉球をぷにぷにと押してみたり、足先をゆっくり握ってゆっくり手を離したりしてあげると、血行を促進することができます。嫌がらないようなら、指を広げるように肉球を親指で押し広げてみてください。立ち上がりが苦手な子はこのマッサージで改善されることがあります。

 

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筋トレ

愛犬の足腰が弱ってきたと感じたら、無理のない範囲で筋力トレーニングを取り入れてみてください。例えば緩やかな坂道を登ってみたり、適度に負荷のかかる砂浜の上を歩いてみたり、お散歩コースを工夫するだけで足腰の筋力を強化することができます。その他、自宅でできる筋力トレーニングの方法はこちらの記事で詳しく解説しているので、ぜひご覧ください。

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最後に

老犬自力で歩く

(画像:Instagram/ @toshi.3mama )

愛犬の身体の変化を感じたら、ひとりで悩まずにまずは獣医さんに相談してみましょう。病気のことだけでなく、生活環境の整え方や身体のケアのやり方についてもアドバイスをもらえるかもしれません。飼い主さんと一緒に楽しいシニアライフを過ごせるよう、愛犬が自身の足で立てる時間をできるだけ伸ばしてあげたいですね。