老犬に優しいドライヤーはどれ?飼い主さんから人気のドライヤー5選

シニア犬は疲れやすいので、お手入れの時間はなるべく短縮してあげたいもの。特にシャンプー後のドライヤーを嫌がる子は多いので、できるだけ乾かす時間を短くしてあげたいですよね。そこで今回、シニア犬に優しいドライヤーについて、Qooppyでアンケートを実施しました!ここでは人気のドライヤーや、シニア犬に優しい乾かし方をご紹介します。

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老犬のお風呂は短時間で済ませてあげよう

こちらを見つめる老犬

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シニア犬になると、お風呂に入るだけで疲れてしまうことがあります。シャンプー中の様子がいつも通りでも、お風呂の後によく眠るようになったのなら、それは体力が落ちてきているサインかもしれません。できるだけお風呂の時間を短く済ませてあげるように工夫していきましょう。
シニア犬に負担をかけないお風呂やシャンプーの方法については、こちらの記事で詳しく紹介しています。

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お風呂に入る老犬

老犬に優しいドライヤー選びのポイント

リラックスする老犬

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早く乾かしたいからといって、高温の風で乾かすのはNGです。シニア犬は皮膚が弱く、ドライヤーの熱が苦手な子も多いです。ドライヤーの中には高熱の温風が出てくるものもあるので注意しましょう。ここではシニア犬に優しいドライヤー選びのポイントをご紹介します。

風量が強い

乾きやすさの決め手となるのはドライヤーの風量です。風量が強ければ短時間で乾かすことができるので、疲れやすくなった愛犬の負担を軽減することができるでしょう。また、熱風に当たる時間が短くなることで皮膚や被毛へのダメージも抑えることができます。目安としては毎分1.3㎥以上の風量のものを選ぶとよいでしょう。
風量が強いとドライヤーの音も大きくなりがちですが、中にはしっかり風量がありつつ、稼働音が静かなものも販売されているので、音が苦手な子にはそういった商品を選んであげるとよいですね。
静音ドライヤーはこちらがおすすめです。

高温になりすぎない

ドライヤー選びのポイントとして、風が熱くなりすぎないことも重要になります。風が高温になるドライヤーは、火傷の危険性が高くなる上、皮膚や被毛に与えるダメージも大きくなります。ドライヤーと皮膚の距離をしっかりあけ、熱風が一箇所に集中しないようなドライヤー使いをしなくてはなりません。温度調節ができるドライヤーなら、愛犬だけでなく飼い主さんの負担も減らしてくれるでしょう。また、センサー感知で自動的に温度調節してくれるドライヤーも、飼い主さんが自宅で使う場合には安全なのでおすすめです◎

飼い主さんから人気のドライヤーTOP5

ドライヤーとむーたん
今回、Qooppyではおすすめのドライヤーについて、シニア犬の飼い主さんにアンケートを実施しました。回答の多かった人気ドライヤーをランキング形式で並べたので、ぜひ参考にしてくださいね。

【1位】Dyson Supersonic Ionic

今回のアンケートで圧倒的人気を誇っていたのが、掃除機で有名なダイソン社のドライヤーです。ダイソンのドライヤーの一番の特徴は、何といってもそのパワフルな風量。空気を多く取り込み、毎秒13Lの空気を生成するテクノロジーがその速乾性を実現しています。また、インテリジェントヒートコントロールという機能が搭載されており、温度センサーによる熱コントロールで過度の熱ダメージを与えないよう設計されています。ちなみに、通常時の最高使用温度は「高温」「弱風」の設定で100℃くらいになります。
  • 風量:2.4㎥/分
  • 風速調節:3段階(強風、中風、弱風)
  • 温度調節:4段階(高温、中温、低温、冷風)
  • 重量:720g

【2位】パナソニック ナノケア EH-NA0G

2位にランクインしたのはパナソニックのナノケアシリーズです。
数あるナノケアシリーズの中でも、こちらは2021年9月に発売した新しいモデルになります。最大風量はターボ時で1.5㎥/分なので、充分な速乾を期待できるでしょう。また、風温調節で設定できる「インテリジェント温風モード」は、室温に合わせて温度が自動的にコントロールされる機能となっています。通常の温風では熱すぎると感じた場合にはこちらを活用するとよいかもしれませんね。
  • 風量:1.5㎥/分
  • 風量調節:3段階(TURBO 強い、DRY やや強い、SET 弱い)
  • 風温切り替え:5パターン(温風、温冷交互リズム、冷風、スカルプモード、インテリジェント温風モード)
  • 温度調節:約125℃(温風モード、風量DRY時)、約6℃(スカルプモード時)
  • 重量:595g

※EH-NA0G(2021年9月発売)の場合

パナソニックのナノケアシリーズには最新モデルから従来モデルまで、様々なタイプがあります。欲しい機能や風量、価格とを照らし合わせながら、ぜひ愛犬とご自身にぴったりのドライヤーを探してみてください。

【3位】ReFa BEAUTECH DRYER(※同率3位)

美容アイテムで有名なReFaのドライヤーです。特徴は、独自技術の「プロセンシング」。センサーが感知した対象物の温度をもとに、温風と冷風を自動で切り替え、約60℃以下をキープするといったものになります。温度調節が難しいと感じる方にはおすすめのドライヤーですね。やさしい温度で愛犬の肌や被毛に負担をかけずに乾かすことができるでしょう。

  • 風量:約1.4㎥/分(HIGH、COOL時)、約1.0㎥/分(LOW時)
  • 送風モード切り替え:3段階(HIGH / LOW / COOL)
  • 温度調節:約95℃(HIGH時)、約80℃(LOW時)
  • プロセンシング(自動温度調節機能):モード2種類(VOLUME UP / MOIST)
  • 重量:約695g

【3位】DUZ(※同率3位)

両手が使えるペット用のハンズフリードライヤーです。音が苦手な子には嬉しい静音設計で、温度は4段階、風量は3段階で調節が可能です。ホースヘッドは360度自在に動かすことができ、床置きだけでなく壁掛けにも対応しているので、場所を選ばず使用できますね。30分自動停止機能もついています。
  • 風量:記載なし
  • 風量調節:3段階(強・中・弱)
  • 温度調節:4段階(高:約80℃、中:約60℃、低:約45℃、冷)
  • 重量:1kg

【3位】FEILplus with pet(※同率3位)

遠赤外線機能を搭載したドライヤーになります。金属音が少なく、ドライヤー独時の音が苦手な子には嬉しい設計です。温度調節は3段階、風量も弱と強を切り替えられるので、愛犬に合わせて調節ができるでしょう。ドライヤー本体は人間用のものとほぼ同じですが、こちらの「with pet」であれば同じ価格でブラシと専用フィルターが付いてきます。

  • 風量:記載なし
  • 風力調節:2段階(強風、弱風)
  • 温度調節:3段階(高温:約78℃、中温:約58℃、冷風)
  • 重量: 約560g

【番外編】トリマーさんイチオシ!P-UP CREAドライヤー

こちらは理美容業界の最新技術をペット用に応用した、サロン向けのペットアイテムブランドが出すドライヤーです。独自の技術により、空気中の水分を被毛の内部に浸透させ、被毛の水分バランスを整える効果があります。被毛にやさしい低温設計なのも嬉しいですね。
  • 風速:TURBO: 1.1m/分 DRY: 0.95m/分 SET: 0.65m/分
  • 風量調節:3段階(Turbo・Dry・Set)
  • 温風温度:約90℃(周囲温度30℃の場合、DRYのとき)
  • 重量:510g

老犬を手早く乾かすポイント

包まれる老犬

(画像:Instagram/ @kplan_haru

お風呂上がりの愛犬をできるだけ短時間で乾かしてあげるためには、ドライヤー選び以外にもいくつかポイントがあります。ちょっとした一手間で乾かす時間を短縮することができるので、ぜひあわせて取り入れてみてくださいね。

タオルドライをしっかり

ドライヤーの前にタオルでしっかり水分をふき取っておけば、乾かす時間をグッと短縮できるでしょう。吸水性の高いタオルなども上手く活用しながら、シャンプー後はしっかりタオルドライしてから、ドライヤーを使うようにしてください。

■Taitto QUICK DRY TOWEL

コームやブラシを一緒に使うと◎

ドライヤーをあてながらブラシやコームで優しくとかしてあげるのもおすすめです。ブラシやコームで被毛を伸ばしながら乾かすことで、奥の方まで風が通りやすくなります。ただし、シニア犬の皮膚はデリケートなので、力を入れすぎたり被毛を引っ張ったりしないよう気をつけてあげてください。愛犬の毛質や皮膚の状態に合ったブラシを選ぶことも大切です。

■ショーテック 両面スリッカー ラージ

こちらのスリッカーブラシは一般的なスリッカーよりもヘッド(パッド)や櫛(ピン)の部分が柔らかいので、愛犬の皮膚に負担をかけずにブラッシングできます。スリッカーを使い慣れていない方も安心して使えるでしょう。ピン先は尖っているので、力を入れすぎて皮膚をさしてしまわないようにだけ気をつけてくださいね。

■ドライヤースタンド

ドライヤーをもったままブラシやコームを使うのが難しい場合は、ハンズフリードライヤーやドライヤースタンドを取り入れるといいでしょう。お風呂上がりは皮膚の状態が見えやすいので、乾かしながら健康チェックもできるといいですね。

時短アイテムも取り入れて

入浴中の老犬

(画像:Instagram/ @momopuyo32

他にも乾かす時間を短縮してくれるアイテムは色々あります。こうしたアイテムも上手に取り入れて、快適なバスタイムを目指しましょう♪

ドライハンバン

こちらはドライヤーの風をジャケット内で循環させることで体を乾かすアイテムです。温かさを保ちながら乾かすことができるので、お風呂上りに体が冷えてしまう心配も少なくなりますね。また、毛の飛び散りを防ぐ効果もあります。

 

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マイクロバブルシャワーヘッド

乾かす時間を短縮するためには、シャンプー時にしっかりと皮脂や汚れを落としてあげることが大切です。毛穴よりも小さな気泡を発生させることができるマイクロバブルシャワーヘッドも、優秀な時短アイテムの一つ。汚れや皮脂をしっかり落とすだけでなく、保湿や保温の効果が期待できるのも嬉しいですね。

最後に

寝ている老犬
(画像:Instagram/ @mogumaitsuki
シニアになって体力が低下すると、お風呂に入るだけで疲れてしまうことがあります。今まで平気だったシャンプーが苦手になったり、お風呂に入ることを嫌がるようになったり、さまざまな変化が現れることもあるでしょう。その子の性格や体調にあわせて、できるだけストレスフリーなバスタイムにしてあげられるといいですね。