高齢になった愛犬にお留守番をしてもらうときは、いざという時にすぐ異変に気づけるようお留守番カメラを設置してあげましょう。最近はたくさんの種類のお留守番カメラが販売されているため、どれを購入したらいいのか迷われる飼い主さんも多いと思います。そこで、愛犬に合ったお留守番カメラを選ぶポイントと、おすすめのお留守番カメラについてまとめました。
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お留守番カメラが必要なのはなぜ?
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お留守番時の様子が見られる
シニア犬は体力や筋力が低下して、思うように体が動かせなくなったり、突然体調を崩したりすることがあります。不安そうな愛犬をひとり家に残して外出することに、抵抗を感じる飼い主さんも多いでしょう。そんなとき、事前にお留守番カメラを設置しておけば、外出先でもスマートフォンから愛犬の様子を見守ることができます。
また、闘病中などで片時も目を離せないような子と暮らしているときも、お留守番カメラがあれば愛犬の様子を確認しながら料理や掃除などの家事をこなすことが可能です。
分離不安の早期発見
シニア犬が注意したい病気の一つに、「分離不安症」という病気があります。これは、飼い主さんから離れることに極度のストレスを感じる心の病気です。悪化すると飼い主さんがお風呂やトイレに行くだけで大きな不安を感じ、部屋をぐちゃぐちゃにする、吠え続ける、粗相をするなどの問題行動を引き起こします。
分離不安症は飼い主さんがいない時に症状が現れるものなので、発見が遅れてしまうケースも珍しくありません。お留守番カメラがあれば、お留守番中の愛犬の様子を確認することができるので、早期に異常を発見することができるのです。
若い頃は平気だったのに、年を取ってから愛犬がお留守番嫌いになったような…。そんな風に感じている飼い主さんもいるのではないでしょうか?愛犬が年を取ってから、お留守番中に粗相をするようになったり、物を壊すようになったら、それは分離不安の症状かも[…]
お留守番カメラを選ぶポイントは?
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お留守番カメラは金額が幅広く、それぞれついている機能も異なります。「高額だからいい」というわけでもないので、どのような機能があるといいのか、きちんと購入前に調べておきましょう。
撮影範囲
映してくれる範囲はカメラによって大きく異なります。ケージフリーでお留守番をしている子には、なるべく広い範囲を見ることができる首振り機能付きのカメラがおすすめです。しかし、ケージの中でお留守番をする子や行動範囲が狭い子に関しては、撮影範囲はそこまで気にする必要はありません。
画質
カメラの画質は「画素数」で確認できます。最近では「フルHD」と「HD」で表示していることが多いですが、「フルHD」の方がより鮮明に愛犬の様子を確認することができます。画素数でしか記載がない場合は、「フルHD=約207万画素」「HD=約92万画素」と覚えておくといいでしょう◎
温度センサー
シニア犬は体温調節が苦手になるため、室温管理がとても大切です。温度や湿度を表示してくれるカメラもあるので、自宅に温湿度計がないならそうしたカメラを選ぶのもよいでしょう。中にはあらかじめ設定温度を決めておくと、室温が設定値より上回ったり下回ったりしたときに、通知がくるカメラもあります。愛犬ひとりでお留守をしてもらうことが多いおうちでは、こうした機能があると安心だと思います◎
音声通話
音声通話機能のついているカメラであれば、電話のように映像先の相手と話すことが可能です。中には通話するだけではなく、愛犬が吠えた時や雷が鳴った時の音に反応して、スマートフォンに通知がくるよう設定できるものもあります。
動体検知
映像先の動きや音を検知して自動録画を開始したり、愛犬の動きを追尾したりする「動体検知」の機能が付いているカメラもあります。分離不安症の子は、飼い主さんが外出してしばらくしてから吠え始めることもあるので、この機能があればいつ頃から、どのくらい吠えているのかを正確に知ることができます。他にも、愛犬がお水を飲みに動いた時やトイレに行った時の動きも記録してくれます。
夜間モード
帰宅時間が遅くなってしまった時や、お天気が悪くなってしまった時でも、「夜間モード」が付いているカメラなら、暗くなったお部屋の中を鮮明に映し出すことが可能です。また、夜中電気を消している状態でも就寝中の愛犬の様子をしっかり確認することができます。
Qooppy編集部厳選!おすすめのお留守番カメラ5選
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お留守番カメラには色々な種類があり、それぞれ搭載されている機能は異なります。ここではQooppy編集部おすすめのお留守番カメラをご紹介します。
※こちらに掲載しているアイテムは監修者が選定したものではありません。Qooppy編集部が独自で調査した物になります。
■Furbo
「お留守番カメラ」と聞くとFurboをイメージされる方も多いのではないでしょうか?カメラっぽくないおしゃれなデザインが人気で、撮影範囲も広範囲です(首振り機能はなし)。通常のカメラ機能に加え、外出先からおやつをあげる機能もあります。ただ、シニア犬は誤嚥するリスクが高くなるので、離れている場所でおやつをあげるのは避けた方が無難です。また、お留守番カメラの中ではかなりの高額なので、そこまでデザインにこだわらないなら、他のカメラで十分愛犬の様子を確認することができます。
- 金額:24,980円
- 撮影範囲:左右160度
- 画質:フルHD
- 動体検知:あり
- 夜間モード:あり
- 音声通話:あり
- 温度センサー:なし
■パナソニックHDペットカメラ
こちらもFurboと同じ価格帯のカメラですが、撮影範囲が左右360度と非常に広く、動体検知機能・温度センサーも付いているので、お留守番中の愛犬の様子をしっかり見守ってくれるでしょう。設置補助などの補償も充実しているため初期設定が苦手な方にもおすすめです。「まずは試してみたい」という飼い主さんのために、サブスクリプション型の定額サービスもあります。このサービスは、申込をすると自宅にカメラが届き、定額料金のみの支払いでお留守番カメラを利用することができます。解約期間の縛りもないので、気軽に始めやすいという点でもおすすめです。
- 金額:22,000円 サブスクリプション型の定額サービス:月額1,430円(2年目:980円 3年目:580円)
- 撮影範囲:左右360度、上下90度
- 画質:フルHD
- 動体検知:あり
- 夜間モード:あり
- 音声通話:あり
- 温度センサー:あり※設定範囲の温度を超えた場合お知らせ
■塚本無線 みてるちゃん2
- 金額:5,888円
- 撮影範囲:左右360度、上下93度
- 画質:フルHD
- 動体検知:あり
- 夜間モード:あり
- 音声通話:あり
- 温度センサー:なし
■SecuSTATION ネットワークカメラ SC-LC52
( 画像引用元:防犯ステーションストア )
こちらは天井に取り付けることができるため、より広範囲の撮影が可能です。もちろん棚やテーブルに設置することもできます。また愛犬のお気に入りの場所を撮影スポットとして登録すると、首振り機能を使って探すことなく、アプリからワンクリックで撮影スポットの映像を見ることができます。
- 金額:4,999円
- 撮影範囲:左右360度、上下55度
- 画質:フルHD
- 動体検知:あり
- 夜間モード:あり
- 音声通話:あり
- 温度センサー:なし
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■ilbo
カメラ本体をラジコンのように操作し、移動しながら映像先を確認することができるカメラです。複数のカメラを設置することなく広い範囲での撮影ができます。しかし、動く機械が苦手な子や怖がりな子にはストレスになってしまうこともあるので注意が必要です。
- 金額:7,393円
- 撮影範囲:360度
- 画質:30万画素
- 動体検知:あり
- 夜間モード:あり
- 音声通話:あり
- 温度センサー:あり
最後に
(画像:Instagram/ @yumiino )
愛犬のそばにいなくてもリアルタイムで様子を確認できるお留守番カメラは、愛犬が高齢になった時に準備しておきたいアイテムの一つです。購入の際には愛犬に必要な機能がついているかをしっかりチェックして、上手に活用していきましょう◎