犬は、年齢や体の状態に応じて必要な栄養やカロリーが異なります。また、今まで問題なく食べていたフードでも、年とともに体に合わなくなってくることがあります。愛犬がシニアになったら、与えているフードを見直してみましょう。ここではシニア初期の犬にオススメなフードをご紹介します。
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愛犬がシニアになったらフードを切り替えて
年の取り方には個体差がありますが、一般的に犬は7〜10歳頃からシニア期と言われています。シニア期にさしかかった頃の犬は運動量が徐々に低下し、代謝が衰えていく一方で、食欲はまだまだ旺盛なことが多いです。そのためシニア初期の犬は太りやすく、今までと同じフードを同じ量与えていると、あっという間に肥満になってしまうことも少なくありません。愛犬に老化のサインが見られたら、年齢に応じて適切なフードに切り替えてあげましょう。
シニア初期にはこんなフードがおすすめ
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フードは大きく分けると①総合栄養食、②間食(おやつ)③療法食、④その他の目的食(一般食など)の四種類がありますが、持病のない健康なシニア犬に日々の食事として与えるのであれば、総合栄養食と書かれたものを選びましょう。総合栄養食とは、犬に必要な栄養がバランスよく配合されているフードのことです。
また、太りやすいシニア初期にはカロリー控えめなフードを選ぶことで、ごはんの量を減らさずに無理なくカロリーをコントロールすることができます。年齢とともに気になり始める関節や内臓機能、被毛のツヤのケアができるフードもあるので、愛犬の状態に合った最適なフードを見つけてあげましょう。
シニア初期の犬におすすめなフード16選
ここからはシニア初期の犬に向けて、実際に販売されているフードをご紹介します。愛犬の状態に合わせて、お気に入りのフードを見つけてあげてくださいね!
食欲旺盛な愛犬にはコレ!おすすめフード7選!
運動量が落ちても、まだまだ食欲は旺盛なケースが多いシニア初期。食べることが大好きな犬にはカロリー控えめなフードを選ぶとよいでしょう。ここではカロリーを抑えたフードをご紹介します。
■アイムス (IAMS) シニア犬 7歳以上用 小型犬用 チキン
太りにくい体づくりをサポートするため、満腹感が得られるように食物繊維を配合したシニア初期の犬のためのフードです。健康な関節を維持できるよう、グルコサミンが豊富なチキンを使用しています。小型犬でも食べやすいよう、粒は小さめです。小分けパックになっているので、フードの酸化を防げるのも嬉しいポイントです◎
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■Yum Yum Yum!シニア&ライト チキン やわらかドライタイプ
■ソルビダ グレインフリー チキン 室内飼育7歳以上用
米国農務省の厳しいオーガニック基準をクリアしたオーガニック食材から作られるグレインフリーのフード。穀物類を使用していないのでアレルギーがある犬にも安心して与えられます。消化吸収のよい動物性たんぱく質を主原料とし、おいしさはそのままに成犬用に比べてカロリーと脂質をカット。シニア犬用に嬉しい抗酸化食材も多く取り入れています。
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■ヒルズのサイエンス・ダイエット™ シニアライト 小型犬用 肥満傾向の高齢犬用 7歳以上
すでに肥満傾向にあるシニア犬のためのダイエットフードです。同社の一般的なシニア犬用のフードと比べて、脂肪分は23%以上、カロリーは14%以上カットしています。食欲が旺盛でたくさん食べたい派のシニア犬におすすめ◎さらに、ナトリウムやリンを調整して心臓や腎臓ケアができるよう配慮されていること、骨や関節を守るカルシウムやグルコサミンが配合されていることもポイントです。
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■アーテミス フレッシュミックス ウェイトマネージメント&スモールシニアドッグ 小粒
米国政府機関の厳しいルールを厳守し、ヒューマングレードの動物性タンパク質をバランスよく配合したフード。年齢とともに衰えていく基礎代謝を考慮し、摂取カロリーを調整しているので肥満気味の犬にもオススメです。骨や関節のケアができるよう、グルコサミンやコンドロイチンも配合されています。
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■アカナ シニアドッグ
■ロイヤルカナン ミニアダルト 8+
カリカリが苦手な子に!シニア犬用ウェットフード3選
食が細くてドライフードをあまり食べない子にオススメなのが、嗜好性の高いウェットフードです。ウェットフードだけを与えても問題はありませんが、ドライフードに混ぜて与えるのもオススメ。ウェットフードもシニア犬向けの製品を選びましょう。
■デビフペット シニア犬の食事
■シュプレモ カロリーケア シニア犬用
17種類の厳選自然素材を最適にブレンドすることで、栄養素としての働きを高め合い、健康をサポートするシュプレモシリーズのシニア犬用ウェットフード。シニア犬の基礎代謝に配慮し、カロリーを抑えた設計になっています。着色料・発色剤・香料・保存料は不使用、柔らかくて食べやすいパテタイプです。
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■アニモンダ 犬用 グランカルノ ウェット【シニア】 牛肉・子羊肉
歯周病ケアができるフード3選
歯周病の原因は、食べかすを栄養にして増えた細菌の塊(歯垢)です。年を取ると唾液の分泌量が減ることから、さらに歯垢がつきやすくなります。ここでは噛むことで歯垢の減少が期待できるフードをご紹介します。
Eukanuba(ユーカヌバ)シリーズ
Eukanubaのシニア用シリーズは、犬のサイズ別に3種類のラインナップがあります。噛みやすさに配慮したS字型の粒によって、歯垢・歯石の形成を予防します。加えて毛艶の維持や免疫力のサポート、消化の維持などシニア期の犬の食事に求められる多くの特徴も備えています。
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▼中型犬はこちら
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▼大型犬はこちら
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■ピュリナ ワン 7歳以上 ほぐし粒入り これからも健康ケア チキン
■Dr.PRO.ラム&オートミール デンタルケア
皮膚・被毛ケアをしたい方におすすめなフード3選
シニアになると皮膚が弱くなり、被毛の輝きも失われていきます。若々しい見た目を保つには、皮膚と被毛のケアが欠かせません。ここでは美しい皮膚・被毛を保つためのシニア犬用フードをご紹介します。
■JPスタイル 和の究み セレクトヘルスケア 皮膚・被毛の健康維持サポート 7歳以上のシニア犬用
■嵐山善兵衛 長寿一番
■スキン&コートケア用食事療法食 「カロン」
最後に
年齢とともに、犬に必要なカロリーや栄養素は変化していきます。せっかく購入したフードが愛犬の体に合わないこともあるので、まずは少量のフードをお試しで購入するとよいでしょう。フードを切り替える際は、かかりつけの獣医師に相談すると安心です。